林業労働災害(死亡災害)速報一覧

集材作業中、誤って谷に転落

災害発生日時等 2000年01月19日
災害発生場所 和歌山県
被災者年齢等 69歳(男性)
作業種別 架線集材(荷かけ)
災害発生状況 斜距離で500m下から架線により伐採木を集材する作業を4人で行っていたが、うち3人は上で作業を行っており、今回の被災者は、下で1人で玉掛作業を行っていた。上と下との連絡はトランシーバーにて行っていたが、下からの応答が途絶えたことに不審に思った作業員が下に降りて行ってみると、約2m50cm下の切り株の脇に被災者が横たわっていた。
現場は緩やかな浅い谷になっており、そこに横倒しにして積み上げられた伐倒木の上で玉掛作業を行っており、作業員が駆けつけた時には、2本のワイヤーのうち1本が伐倒木に引掛けられた状態だったため、作業中に誤って転落し、切株に左顔面を打ちつけたと思われる。
(被災者1人で玉掛作業中の事故のため、発生状況の詳細は不明)
使用機械 集材機械(カマハラ 3トン)
経験年数 50年
作業場所の林種別 人工林(60~80年生スギ林)
作業対象 集材木(径25cm 長さ20m)
その他特記すべき事項 保護帽は着用していたが、正しく着用されていたかどうかは不明。