林業労働災害(死亡災害)速報一覧

伐倒作業中、退避中に転倒し材にはさまれる

災害発生日時等 2000年09月08日 14時30分(死亡:9月8日15時20分)
災害発生場所 長野県
被災者年齢等 45歳(男性)
作業種別 架線架設撤去
災害発生状況 1 当日の作業配置は、集材架線作業8名及び集材線の支障木伐倒作業2名であり、被災者は、集材線の支障木伐倒作業に従事していた。
2 被災者は、集材線支障木Aを伐倒し退避しようとした際、刈った笹に足をとられて、既に伐倒した転倒木Bの下へ滑り落ちたと同時に、支障木Aが転倒Bに重なるよう倒れ当たったため、転倒木Bと地面に挟まれ受災したと推定される。
3 同僚が、低速でエンジンがかかったままのチェーンソーを不審に思い、現場へ行き、転倒木Bの下敷きとなって倒れている被災者を発見した。
4 被災者は、県の防災ヘリコプターにより県立病院に移送されたが、医師により死亡が確認された。死亡推定時刻は15時20分頃で、死因は、骨盤骨折による出血性ショックであることが判明した。
使用機械 伐木造材機械(チェンソー)
経験年数 20年
作業場所の林種別 天然林
作業対象 伐倒木(径58cm 樹高23m)