林業労働災害(死亡災害)速報一覧

伐採して退避する際バランスを崩して転倒し、伐採木が直撃

災害発生日時等 2001年07月02日
災害発生場所 兵庫県
被災者年齢等 63歳(男性)
作業種別 伐倒(間伐)
災害発生状況 1人でチェンソーを使用してヒノキを伐採(間伐)していた。伐採直後、別の伐倒木につまずき、伐倒木の上に転倒したところへ伐採したヒノキが倒れてきて、被災者を直撃した(二つの木に挟まれた状態)。午後8時50分頃、森林組合の捜索隊が伐採木の下で死亡している被災者を発見した。(単独事故のため推定)。
同組合では、前回の事故後、作業班員に安全作業を徹底するとともに、一部班編成ができていなかった作業班員について班編成をし、班長に携帯電話を持たすなどの対策を講じていたが、被災者が以前に受け持った現場の最終作業を行っていたときに今回の労働災害が発生した。
(事故当日、1人で間伐作業を実施。)
使用機械 造林機械(チェンソー)
経験年数 9年1ヶ月(組合)
作業場所の林種別 人工林
作業対象 伐倒木(径24cm 樹高10m)
その他特記すべき事項 上記経験年数は、平成4年6月に同組合に雇用されてからの年数。以前はほかの森林組合に雇用された経歴があり、経験年数は長い。