林業労働災害(死亡災害)速報一覧

くさびを打ち込んで放置していた木が風で倒れ、頭部を直撃

災害発生日時等 2001年09月25日
災害発生場所 兵庫県
被災者年齢等 65歳(男性)
作業種別 伐倒(皆伐)
災害発生状況 会社所有の山林(ヒノキ約80年生)において、5人で皆伐作業をしていた。被災者と目撃者は2人1組で作業を行っていて、直径40cmのヒノキを伐倒作業中、受け口を切り、追い口を切った後、くさびを打ち込んだが倒れなかったため、あとで数人で倒そうと2人で相談し、そのまま放置した。被災者が放置木の受け口側で伐倒木の枝払いを行っているときに、風で放置木が倒れ、被災者の頭を直撃した(ヘルメットは着用していた)。一緒に作業していた同僚が倒れてくる木に気がつき叫んだが、チェーンソーで作業をしていたので聞こえなかった。病院に運ばれたが、右側頭部解放傷及び前頭骨かん没骨折で死亡。
使用機械 伐木造材機械(チェーンソー)
経験年数 20年
作業場所の林種別 人工林
作業対象 伐倒木(径35cm 樹高21m)