林業労働災害(死亡災害)速報一覧

強風下において伐倒作業中、倒れてきた伐倒木に挟まれた

災害発生日時等 2002年03月21日
災害発生場所 兵庫県
被災者年齢等 63歳(男性)
作業種別 伐倒(択伐)
災害発生状況 事業主は、木炭及びシイタケの生産業者。当日は2人で作業していた。被災者は、架線集材の準備のため伐採された支障木の枝払いをしていた。事業主の息子が林内作業車のキャタピラが外れたため、家に道具を取りに帰っている間に被災者がクルミの木をチェーンソーで伐採し、倒れてきた木に挟まれたものと思われる。もともと被災者は、玉切り、枝払い専門で、伐倒作業は別の者が行っていた。被災者に対して、伐倒作業の指示はしていなかった。胸高直径30cmのクルミの木で、伐採が難しい立木。発生当時は春一番の強風が吹いていたようである。
使用機械 伐木造材機械(チェーンソー)
経験年数 2年
作業場所の林種別 天然林
作業対象 伐倒木(径30cm)