林業労働災害(死亡災害)速報一覧

造材作業中、伐根の上に乗りかかった伐倒木を玉切りしたところ、滑り落ちてきて激突した

災害発生日時等 2008年03月29日
災害発生場所 奈良県
被災者年齢等 62歳(男性)
作業種別 造材(玉切り)
災害発生状況 被災者は、同僚と2人で、スギ・ヒノキ人工林(傾斜約40度、林齢25年)で、除間伐作業をしていた。急斜面上の立木を伐倒した後、同じ斜面の上方約10m(斜距離)に位置する立木を伐倒したところ、元口を下に滑り落ち、先に伐倒した木の伐根の上に乗って停止した。止まった伐倒木の幹が地面から浮いて不安定だったため、接地させようと元口から1.2mのところを玉切りしたところ、伐倒木が再び滑り落ち、幹・枝部が被災者を強打したものとみられる。