林業労働災害(死亡災害)速報一覧

伐倒作業中、かかり木をあびせ倒しで倒そうとしたが、投げ倒した材に激突された。

災害発生日時等 2011年12月23日
災害発生場所 大分県
被災者年齢等 61歳(男性)
作業種別 伐倒(間伐)
災害発生状況 被災者は、同僚ともに間伐作業に従事。2人は、別々の場所で作業を実施しており、11時20分頃、同僚が間伐作業を終わらせ、被災地の8m手前にて、倒木の上にあるヘルメットを発見した。近づいたところ、被災者が木に挟まって、地上 1.2mの高さで真横になっている木の下の地面に倒れていた。ヘルメットは、縦に割れており、ツバ部分もなくなって、被災者は頭部を損傷していた。状況より、伐倒したスギ(根元直径40cm、樹高約20m)が、斜面斜め下にあったヒノキにかかり木となった。このため、別のスギ(根元直径25cm、樹高約20m)を伐倒して、投げ倒し(浴びせ倒し)を行った。しかし、投げ倒したスギが、先に伐倒したスギの幹に当たり、そのまま滑り落ち、幹下部が被災者の頭部に当たったものと推測される。